なぜ楽天はAIで変わり、Amazonは現場を壊すのか—現役配達員が見た「2つのAI」の決定的な違い—
同じAIなのになぜここまで違うのか
最近、楽天がAIを本格的に導入したというニュースが出ました。
一方で、私は日々、AmazonのAIと向き合いながら配達をしています。
同じ「AI」という言葉なのに、現場で感じるものは、まるで別物です。

同じAIなのに、なんでこんなに違うんだ…?

目的が違うんだよ
楽天AIは「つなぐAI」
楽天のAIを一言で表すなら『つなぐAI』です。
- 購入履歴
- 検索履歴
- 決済情報
それらすべてを繋げて、「あなたに合うもの」を提案してくる
ユーザーは考える負担が減り、より自然に買い物ができるようになります
🤛選ばせるのではなく、導く
つまり、楽天のAIは人に寄り添う設計になっています
AmazonのAIは「回すAI」
では、現場のAmazonのAIはどうか。
正直に言うと『回すためのAI』です。
- 配達ルートの順番が崩れる
- バッグの積み方を無視した指示
- ピンの位置がズレている
- 休憩時間が設計に存在しない

なんか…順番めちゃくちゃなんだよ。取り出しづらい場所のバッグから指示されるし
これ…本当に効率いいのか?

効率帆いいよ。”システムにとっては”ね

え…どう言うこと?

このAIは”人の動き”じゃなくて、”全体の処理”を優先している

だから現場がやりづらくても関係ないってこと?

そう。このAIは”配達員がどう動くか”じゃなくて
”全体がどれだけ回るか”で設計されてる
AIは確かに存在している。でもそれは、人を助けるためではなく、
”システムを回すため”に使われているように感じます。
決定的な違いは『誰のためのAIか』
この2つの違いはとてもシンプルです
| 楽天 | Amazon |
|---|---|
| ユーザーのため | システムのため |
| 体験を良くするAI | 効率優先のAI |
| 人に合わせる | 人を合わせる |
🤛つまり
「誰のためのAIか」
ここが、すべてを分けています
AIのズレは現場に押し付けられる
現場では、こう言うことが起きています
- Uターン指示を無視して左回りで安全確保
- AIの指示通り動くと事故リスクが上がる
- 結果として、1時間以上遅れることもある
これが現実です
『正しいAI』はどちらなのか
楽天のAIは人を中心に設計されている
AmazonのAIはシステムを中心に設計されている
では、これからの物流に必要なのはどちらでしょうか

どっちが”続く仕組み”だと思う?
本当に必要なAIとは
もし、これからAIを使っていくなら必要なのはこう言う設計です。
- 現場データーを反映したルート設計
- 休憩を前提にしたスケジュール
- Uターンを減らすアルゴリズム
- 安全を優先するルート構築
👉AIは「効率」だけではなく
👉「現実」を理解する必要がある
Logi Compassとしての結論
AIは便利なツールです。でも、使い方を間違えれば現場を壊すこともある。
だからこそ、私はこう考えています。
🤛AIは、人を助けるためのものだ
それが守られない限り、どれだけ進化しても、それは良い”AI”とは言えません
最後に
楽天とAmazon。
同じAIでも、進んでいる方向はまったく違います。
そしてその違いは、これからの物流の未来を分けるかもしれません。
🧭Logi Compass
「日本の“当たり前”を、現場から見直す」
