⏤Amazon配達どっち?⏤再配達ドライバーに「頼める?」「頼めない?」
Amazonのショート動画でよく見かける「Amazon配達どっち?」
その中でも、意外と誤解されやすいのがこのテーマです。
再配達の時、ドライバーにお願いできるの?
結論から言うと、気持ちはわかるけど
基本的には「頼めない」これが現場の実情です。
「ちょっとだけお願い」
通らない世界
受け取り側からすると、
- 少し時間をずらして欲しい
- 今日はここに置かないでほしい
- 自分が取りに行くから待ってほしい
こうしたお願いは、決して無理な要求ではないと思います。
むしろ、配達員側もできるなら対応したい。そう思う場面は少なくありません
再配達は「自由対応」ではない
Amazonの再配達は、ヤマトや佐川のように、ドライバー個人の裁量で動ける仕組みではありません。
- ルート
- 時間
- 手順
全てが、あらかじめ決められた流れの中で動いています。
だから、
「その場で判断して対応する」
という余地が、ほとんどないのです。
去年のクリスマス、ある再配達の話
これは、私が実際に経験した出来事です
去年のクリスマス前。あるお宅の荷物は置き配指定でした。ただ、箱のサイズと重さから見て、明らかに電化製品でした。
外に置いたままにして
- 倒れたらどうなるか
- 壊れたらどうなるか
そう考えると、どうしても気になってお客様に電話をしました
電話口でお客様は、こう話してくれました
「できれば、子どもにバレたくないんです。自分で取りに行きたいと思っていて…」
クリスマス。きっと、サプライズのプレゼントだったのだと思います。
その気持ちは、配達員としても、人としてもよくわかりました。
気持ちはわかる。でも、できない
問題はそこからです。
Amazonの配達には、
- 「この時間に来てほしい」
- 「一時的に対応を変えたい」
そういった事情を正式に残す仕組みが、ほぼありません。
つまり、
- 気持ちは汲みたい
- でも対応は変えられない
という状態になります。
配達員が勝手に判断すると、次の配達や評価に影響が出てしまう。
だからこそ、「やりたくても、やれない」そんな場面が生まれます。
再配達で「頼める」と思われがちな理由
ショート動画やSNSでは、
- 柔軟に対応してくれる配達員
- 人情味のあるエピソード
が、どうしても目立ちます。
でもそれは、例外的なケースであって、仕組みとして保証されているものではありません
再配達、ドライバーの本音
多くの配達員は、
- 無愛想になりたいわけでも
- 融通を利かせたくないわけでも
ありません。
ただ、
決められた仕組みの中で、最善を尽くしている
それだけです。
Amazon配達どっち?の答え
では、改めて。
再配達はドライバーに「頼める?」「頼めない?」
答えは、基本的には「頼めない」
それは、
- 配達員が冷たいからでも
- やる気がないからでもなく
仕組みとして、そうなっているという話です。
受け取る側にできること
再配達が頼めないケースがあると聞くと、「じゃあ、受け取れなかった側が悪いの?」と感じてしまうかもしれません。
でも実際には、仕組みを知らないまま選んだ結果、「誰も悪くないトラブルが起きてしまう」という場面が少なくありません。
そこで、受け取り側として出来ることをいくつか挙げてみます。
①支払い方法「受け取りやすさ」を基準にする
支払い方法によっては、再配達時の選択肢や対応が変わることがあります。急ぎでない荷物ほど、価格やポイントだけでなく「自分が受け取りやすいかどうか」を基準に選ぶのも一つの考え方です。
②受け取り方は、一つに決めつけない
置き配はとても便利な仕組みですが、すべての環境や状況に向いているわけではありません。置き配・在宅受け取り・時間帯指定など、その時の生活リズムや自宅の状況に合わせて受け取り方を使い分けることで、誰も困らない形に近づけることができます。
③ロッカーやコンビニ受け取りも「逃げ道」として考える
不在が多い方や、受け取りのタイミングが読みにくい方は、
Amazonロッカーや、コンビニ受け取りを選ぶことで再配達そのものを発生させない方法のあります。
すべての商品・地域で使えるわけではありませんが、
- 在宅しなければならない
- 置き配にするしかない
という、二択にしないことが、無理や誤解を減らすことにつながります。
再配達が頼める、頼めないという話は、誰かの落ち度を探すためのものではありません。
仕組みを知った上で、自分の生活にあった受け取り方法を選ぶこと。それが結果的に受け取る側にも、届ける側にも負担を増やさない方法だと思います。
おわりに
再配達の現場では、今日もたくさんの「わかってほしいけど、伝わらない」が起きています。
Logi Compassでは、こうしたズレを、感情論ではなく構造として考えていきたいと思っています。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
