置き配指定なのに持ち帰られたのはなぜ?Amazon配送の理由と対策
この記事はこんな方におすすめです
- Amazonで玄関前への置き配を指定したのに、不在票が入っていた方
- オートロックマンションで、玄関前まで荷物を届けてもらえず困っている方
- いつもは置き配なのに、今回だけ持ち帰られた理由を知りたい方
- 在宅していたのに、手渡しでの受け取りをお願いされた方
- 再配達を減らして、スムーズに荷物を受け取りたい方
この記事を読むとわかること
この記事では、現役のAmazon配達員の経験をもとに、玄関前への置き配を指定していても荷物が持ち帰られる理由を紹介します。
オートロックマンションでの受け取り方、医薬品の注意点、いつもと違うお店で購入した荷物の確認方法、雨や風が強い日の配達事情などを、身近な例を使ってわかりやすく説明します。
読み終わる頃には、ご自宅で持ち帰りが起こる原因を考え、次の配達までに何を確認し、どう改善すればよいのかがわかります。
「玄関前に置いてくれればいいのに、どうして不在票が入っているの?」
Amazonで買い物をしていて、そんな経験はありませんか?
玄関前への置き配は、家にいなくても荷物を受け取れる便利なサービスです。
それなのに、帰宅してみたら不在票が入っていた。
「置き配にしている意味がないじゃないか」と思ってしまうかもしれません。
でも実は、置き配を指定していても、配達員が荷物を持ち帰らなければならないことがあります。
今回は、Amazonの配達現場で経験していることをもとに、その理由と、受取人ができる工夫をお伝えします。
置き配指定なのに、どうして持ち帰られるの?
Amazonの配送では、基本的にお客様が設定した配達指示を優先します。
玄関前を指定していれば、配達員はその場所に届けることを基本に考えます。
ただし、配達指示があるからといって、どんな状況でも必ず置いていけるわけではありません。
例えば、オートロックで建物に入れなかったり、荷物そのものに置き配できない決まりがあったりする場合です。
また、配達に訪れたときの天気や玄関先の状況によって、荷物を安全に置けないこともあります。
配達員が訪れたときに何が起きていたのか。
そこには、受取人からは見えない事情があることも少なくありません。
では、実際にどんな理由で持ち帰りになるのでしょうか。
一つずつ見ていきましょう。
オートロックで玄関まで入れない場合
玄関前への置き配を指定しているのに、荷物が持ち帰られてしまう。
そんなとき、まず考えられるのがオートロックです。
例えば、マンションの3階に住んでいて、玄関前への置き配を指定しているとします。
でも、配達員がマンションに到着したとき、オートロックを解除できなかったらどうなるでしょうか。
インターホンを押しても応答がなければ、部屋の玄関まで行くことができません。
そのため、玄関前への置き配を指定していても、荷物を持ち帰らなければならないことがあります。
玄関前への置き配を指定しても、配達員がその玄関まで行けるとは限らないのです。
オートロックでも玄関前まで届けてもらう方法はある?
実は、オートロックマンションでも、建物の設備や管理方法によっては、受取人が不在でも玄関前まで届けてもらう方法があります。
① Amazon Key for Businessを利用する
Amazonには、対応しているマンションで配達員が専用の仕組みを使ってオートロックを解除できる「Amazon Key for Business」というサービスがあります。
建物側が導入していれば、配達員は専用の仕組みでオートロックを解除し、受取人が不在でも玄関前まで荷物を届けられます。
ご自宅のマンションが対応しているかは、管理会社などに確認してみましょう。
② 個別の解錠コードを利用する
マンションによっては、住民が個別に解錠コードを設定できる建物もあります。
実際の配達現場でも、配達指示欄に入館に必要な情報を書いている方を見かけます。
こうした仕組みを利用できれば、配達員がオートロックを通過して玄関前まで届けられます。
ただし、解錠コードを配達員に伝えてよいかは、建物のルールによって異なります。
管理規約などで認められている場合に、決められた方法で利用してください。
③ 管理人さんに開けてもらう
もう一つ、配達指示でよく見かけるのが、こんな内容です。
「管理室を呼び出して、オートロックを開けてもらってください」
実際に、管理人さんが対応してくれるマンションもあります。
ただし、ここには少し注意が必要です。
私自身、指示どおり管理室に確認したところ、「申し訳ありませんが、うちではそういう対応をしていません」と言われた経験があります。
管理人さんがいるからといって、必ずオートロックを開けてもらえるわけではないんですね。
もし管理人さんに開けてもらう方法を考えているなら、まずは管理会社や管理人さんに確認してみてください。
実際に利用できる方法を配達指示に書いておくことが、持ち帰りを防ぐことにつながります。
医薬品は玄関前に置き配できません
これは、ぜひ知っておいてほしいことです。
Amazonでは、医薬品の玄関前への置き配は禁止されています。
ところが最近では、医薬品でも、お客様の画面上では「玄関前」を指定できることがあります。
ここが少しわかりにくいところなんです。
画面で玄関前を指定できても、医薬品を玄関前に置くことはできません。
在宅していても、玄関前には置けないの?
「家にいるので、玄関前に置いておいてください」
配達中、そうお願いされることがあります。
お気持ちはわかります。
家事や仕事で手が離せなかったり、すぐに玄関へ出られなかったりすることもありますよね。
でも、医薬品はAmazonの配送ルールで玄関前への置き配が禁止されています。
在宅しているからといって、配達員がその場の判断で玄関前に置いていくことはできません。
ただし、玄関前に置けないからといって、必ず持ち帰るわけでもありません。
実際の配送現場では、荷物の条件に応じて、宅配ボックスやガスメーターボックス、郵便ポストなどへの配達が認められる場合もあります。
では、そうした受取場所がなかったらどうなるのでしょうか。
例えば、宅配ボックスもガスメーターボックスもなく、荷物が郵便ポストにも入らない場合です。
ほかに認められた受取方法がなければ、直接手渡しで受け取っていただく必要があります。
手渡しが必要な荷物は、必ず直接受け取ってください。
これは配達員が融通を利かせたくないからではなく、決められた配送ルールを守るためです。
医薬品を注文された際は、配達員から案内された受取方法にご協力をお願いします。
いつもと違うお店や倉庫から発送された場合
「いつもは玄関前に届くのに、今回は持ち帰られてしまった」
そんなときは、どこで購入した荷物なのかを確認してみてください。
実は、Amazonの配送網は、Amazonで購入した商品だけに使われているわけではありません。
例えば、楽天市場など、Amazon以外のお店で購入した商品が、Amazonの配送網を使って届けられることもあります。
ここで知っておいてほしいのが、普段Amazonで使っている配達設定が、別のお店で注文した荷物にもそのまま使われるとは限らないということです。
実際の配達現場でも、いつものAmazonの注文とは違う配達指示が付いている荷物を見かけます。
例えば、普段は玄関前への置き配を利用していても、別のお店から発送された荷物には「置き配不可」と書かれていることがあります。
そのため、普段と同じように玄関前へ置けず、持ち帰りになることも考えられます。
いつもと違うお店で買ったときは?
Amazon以外のお店で購入した場合は、注文時の受取方法や発送後のお知らせを確認してみましょう。
置き配が利用できるのか、配達指示を変更できるのかは、注文先や配送サービスによって違います。
わからない場合は、購入したお店や配送を担当する会社に確認してみてください。
いつもAmazonで玄関前に届くからといって、すべての荷物が同じ設定になるわけではない。
このことを知っておくだけでも、受け取りの行き違いを減らせると思います。
玄関前に置けない状況だった場合
玄関前への置き配を指定していても、配達したときの天気や玄関先の状況によっては、荷物を置けないことがあります。
例えば、風が非常に強い日。
玄関前に荷物を置いても、風に飛ばされてしまいそうなことがあります。
また、雨が吹き込んでいて、荷物が濡れてしまうこともあります。
そんなとき、配達員は荷物を安全に置けるかどうかを考えます。
もちろん、雨や風を避けられる場所があれば、そこに置けることもあります。
でも、安全に置ける場所が見つからなければ、荷物を守るために持ち帰ることもあるんです。
「雨の当たらない場所」「日陰に置いて」だけでは伝わらないことも
配達指示で、こんな言葉を見かけることがあります。
「雨の当たらない場所に置いてください」
「日陰になる場所にお願いします」
受取人にとっては、ごく自然なお願いですよね。
でも、ちょっと考えてみてください。
初めてその家を訪れた配達員は、どこが雨の当たらない場所なのか、本当にわかるでしょうか。
晴れた日なら、雨がどこまで吹き込むのかわかりません。
午前中は日陰だった場所が、午後になると日なたに変わることもあります。
配達員が訪れたときには玄関全体が日陰でも、数時間後には荷物に直射日光が当たってしまうかもしれません。
また、玄関の形によっては、左右から風が吹き込んでくることもあります。
こうした玄関先の特徴は、毎日そこで暮らしている方だからこそ知っていることなんですね。

初めて来る配達員にもわかる指示を書いてみよう
例えば、
「雨の当たらない場所に置いてください」
という指示なら、
「玄関ドアの右側、屋根のある奥のスペースに置いてください」
と書いてみる。
「日陰に置いてください」なら、
「午後も日が当たらない、玄関左側の壁際に置いてください」
と伝えてみる。
これだけでも、初めて訪れる配達員にはずっとわかりやすくなります。
大切なのは、「配達員ならわかってくれるだろう」ではなく、「初めて来た人にもわかるだろうか」と考えてみること。
配達員は、あなたの家に何時に到着するかわかりません。
そして、受取人も、配達員が訪れた瞬間の風の強さや雨の吹き込み方まではわからないものです。
普段から雨や風の影響を受けやすい玄関なら、その家の特徴を具体的に伝えておくと、配達員も判断しやすくなります。
持ち帰りは、荷物を守るための判断かもしれません
「置き配を指定したのに、どうして持ち帰ったの?」
そう思う気持ちはわかります。
でも、もし強風の中で無理に荷物を置いて、風で飛ばされてしまったらどうでしょうか。
雨で荷物が濡れて、中の商品が傷んでしまうことも考えられます。
置き配の指定があるからといって、どんな状況でも荷物を置くことが、必ずしも正しいとは限りません。
配達員が持ち帰ったのは、荷物を安全に届けるための判断だった可能性もあります。
もちろん、すべての持ち帰りが適切だったとは限りません。配達員の確認不足などが原因になることもあります。
ただ、配達したときの天候や玄関先の状況は、受取人からは見えないこともあるという点を、少しだけ知っておいていただけたらと思います。
無理に置いて荷物を傷めてしまうより、持ち帰った方がよい場合もある。
それも、荷物を安全に届けるための判断の一つなんです。
持ち帰られたら、まず何を確認すればいい?
ここまで、Amazonで玄関前への置き配を指定していても、荷物が持ち帰られる理由を紹介してきました。
では、実際に持ち帰られてしまったら、何を確認すればよいのでしょうか。
まずは、次の順番で確認してみてください。
1. 今回の注文の受取方法を確認する
Amazonの注文履歴を開き、今回の荷物が本当に玄関前への置き配になっていたか確認しましょう。
いつも同じ設定を使っていても、今回の注文では違っているかもしれません。
2. 配送状況や不在票を確認する
不在票や配送状況の表示に、持ち帰りの理由が書かれていないか確認してみてください。
理由がわからない場合は、配送会社に問い合わせる方法もあります。
3. オートロックなど、建物側の事情を確認する
オートロックマンションに住んでいる方は、配達員が玄関まで入れる方法があるか確認してみましょう。
Amazon Key for Businessや、管理人さんによる解錠など、ご自宅の建物で利用できる方法があるかもしれません。
4. 配達指示を見直す
玄関前に置いてほしい場所は、初めて来る配達員にもわかるように書かれているでしょうか。
雨や風の影響を受けやすい玄関なら、どこに置けば安全なのかを具体的に伝えてみてください。
例えば、「雨の当たらない場所」ではなく、「玄関ドアの右側、屋根のある奥のスペース」と書くだけでも、場所がずっとわかりやすくなります。
自分には当たり前にわかる場所でも、初めて訪れる配達員にはわからないことがあります。
配達員が迷わず、安全に荷物を置けるような指示を心がけてみましょう。
5. 同じことが続く場合は問い合わせる
必要な設定をしていて、荷物を安全に置ける環境なのに、何度も持ち帰られてしまう。
そんな場合まで、受取人だけが我慢する必要はありません。
注文番号などを用意して、Amazonや配送を担当する会社に状況を確認してみてください。
原因がわかれば、次の配達から改善できるかもしれません。
まとめ|置き配指定でも、持ち帰りになる理由を知っておこう
Amazonの置き配は、とても便利なサービスです。
でも、玄関前を指定しているからといって、すべての荷物が必ずそこに届くわけではありません。
オートロックで建物に入れないこともあれば、医薬品のように玄関前への置き配が禁止されている荷物もあります。
また、配達に訪れたときの雨や風によって、荷物を安全に置けないこともあります。
ここで知っておいてほしいのは、配達員が見ている玄関先の状況と、受取人が普段知っている玄関先の状況は、必ずしも同じではないということです。
受取人には当たり前にわかる場所でも、初めて来た配達員にはわからないことがあります。
だからこそ、配達指示は初めて訪れる人にも伝わるように、できるだけ具体的に書いてみてください。
もちろん、受取人がきちんと準備していても、配達員側の確認不足などで持ち帰りになることもあります。
大切なのは、どちらか一方を責めることではなく、なぜ持ち帰られたのかを知ることです。
私は日々、Amazonの荷物を配達しています。
その中で感じるのは、受取人が少しだけ配達の仕組みを知り、配達員が受取人の希望や事情を理解することで、防げる持ち帰りがあるということです。
お互いが少しずつ理解を深めることが、再配達を減らし、もっと受け取りやすい宅配につながっていく。
私はそう考えています。
