引っ越したのに、Amazonの荷物が前の家へ。注文前に確認したい届け先のこと
「すみません、そこは前の住所なんです。もう引っ越していて……」
配達先から電話をかけたとき、お客様からこう言われたことがあります。
その荷物は、玄関前への置き配指定でした。ただ、そのときは置き配できない事情があり、電話で確認したことで、転居しているとわかりました。
もし、そのまま置き配できる荷物だったら。私は、すでに住んでいない住所に置いてきてしまったかもしれません。
引っ越しは、手続きも片付けも多く、通販の登録住所まで気が回らないこともあると思います。
でも、配達員には、その住所に今も住んでいるかまではわかりません。
新居で荷物を受け取るために、Amazonで注文するときに確認してほしいことがあります。
最初に確認したい、三つのこと
- 新住所を、建物名・部屋番号まで正確に登録する。
- 注文を確定する前に、その注文のお届け先が新住所になっているか確認する。
- 配達予定日に、その住所で実際に荷物を受け取れるか確認する。
住所を直したつもりでも、注文のお届け先がどうなっているかは、最後にもう一度見てください。
1.配達員は、引っ越したことに気づけない場合があります
アパートでは、玄関やポストに名前が表示されていないことも珍しくありません。
建物名と部屋番号が合っていても、そこに住んでいる人と、荷物の宛名が一致しているかを、外から確かめられないことがあります。
冒頭のケースも、電話がつながったことで初めて、転居しているとわかりました。
置き配なら、受取人と会わずに配達が終わることがあります。表札などの手掛かりもなければ、注文に書かれた住所が古いままだと気づけないのです。
「引っ越したら、配達員が確認してくれるだろう」とは考えず、注文時のお届け先を見直していただけると助かります。

2.登録住所を変えたら、注文画面のお届け先も確認する
引っ越し後は、Amazonに登録しているお届け先住所を確認してください。
郵便番号や番地だけでなく、建物名、棟名、部屋番号まで、新しい住所になっているか見直しましょう。
そして大切なのは、登録を変更したところで終わらず、注文を確定する前に、実際のお届け先も確認することです。
「住所を変更した」ことと、「その注文が新住所宛てになっている」ことを、両方確認してください。
以前の住所が選ばれていないか。似た名前の登録先を選んでいないか。建物名や部屋番号が抜けていないか。
最終確認画面に表示されている住所を一度読むだけでも、間違いに気づく機会になります。
すでに注文している商品や、予約商品、定期おトク便を利用している方は、それらも確認対象に入れてください。
登録住所を直したことで全部済んだと思わず、注文履歴や定期おトク便の管理画面で、今後届く荷物のお届け先と予定日を確認しましょう。
変更方法がわからない場合は、Amazonのカスタマーサービスへ相談してください。

3.自由入力欄に新住所を書いても、届け先の変更にはなりません
配達指示の自由入力欄に、こんな内容が書かれていたこともあります。
間違えて前の住所で注文してしまいました。今は2ブロック先に引っ越しています。こちらへ届けてください。
伝えようとしてくださったことはわかります。
ただ、配達指示に新住所を書いても、注文のお届け先そのものが変更されるわけではありません。
私が配達する現場では、荷物の情報や届け先住所、地図上の配達位置が結びついた仕組みで配達を進めています。
自由入力欄の文章を読めても、配達員の判断で別住所への配送に切り替えられるわけではありません。新住所が近くでも、対応できるとは限らないのです。
ここは、「配達員に伝われば大丈夫」と思いやすいところですが、伝わることと、変更手続きができることは別です。
旧住所で注文したことに気づいたら、自由入力欄への追記だけで済ませず、注文の変更やキャンセルが可能か確認してください。発送済みの場合は、Amazonへ相談しましょう。
4.旧住所で発送されてしまったら、届け直しを待つ前に相談を
配達員から電話がかかってきて、その場で転居を伝えることもあると思います。
ただ、その電話で新住所を伝えれば、同じドライバーがそのまま届け直せるとは限りません。
私の現場では、担当エリアや配達位置の制限もあります。旧住所で配達できずに持ち戻った荷物も、そのまま新住所へ転送されるとは考えないでください。
気づいた時点で、Amazonのカスタマーサービスへ次の内容を伝えましょう。
- 旧住所で注文してしまったこと
- その住所では、すでに受け取れないこと
- 現在の注文をどう扱えばよいか確認したいこと
発送前なら、注文履歴で変更やキャンセルができるか確認してください。発送済みなら、受取辞退や返送を含め、どのような対応が可能か相談しましょう。
急いで必要な場合は、元の注文の扱いを確認しつつ、正しい住所での再注文も検討できます。
現場での経験からは、旧住所に来た荷物を何とか回してもらおうとするより、新住所宛てに注文し直す方が、早く受け取れる場合があります。
ただし、再注文が必ず最速とは限りません。在庫やお届け予定日、価格を確認してください。元の注文の返金と、新しい注文の支払いも別なので、その扱いも確認しておきましょう。
なお、出品者が発送する商品については、Amazon担当者の公式回答でも、注文確定後に出品者が配送先住所を変更することは認められていないと説明されています。発送元や配送会社によって対応が異なるため、配達員への口頭連絡だけで済ませず、対象の注文について確認することが大切です。sellercentral.amazon.co.jp

5.新住所が決まっていても、まだ受け取れないことがあります
以前、まだ建物が建っていない住所宛ての荷物を、繰り返し扱ったことがあります。
新築する場所が決まっていても、現地が更地で、受け取る人もいなければ配達できません。
新住所が決まっていることと、そこで荷物を受け取れることは別です。
新居で使う物を先にそろえたくなることもあると思いますが、基準にしてほしいのは「配達予定日に受け取れるかどうか」です。
引っ越し前に注文する場合も、その荷物が届く日に、旧居と新居のどちらで受け取れるのかを確認してください。
受け取れる準備が整うまでは、確実に受け取れる場所を届け先に選ぶことが大切です。
6.新居を見つけるための補足は、自由入力欄が役立ちます
一方で、すでに入居しているのに、外からは工事中に見える家もあります。
たとえば、室内は完成しているけれど、外構工事が終わっていない新築住宅。こういう場合は、配達指示に、
外構工事中ですが、すでに入居しています。
とひと言あると、現地で判断する助けになります。
同じ外観のアパートが並んでいて、建物名の表示がまだない場合も、
同じ外観の建物が2棟あります。道路から建物に向かって右側です。
という補足があると、見分けやすくなります。道路からの見え方など、見る方向も添えていただけると助かります。
Amazonの公式案内でも、配送指示で目印やアクセス方法を伝えられると案内されています。amazon.co.jp
自由入力欄は、登録した届け先を見つけやすくするために使う。別住所への変更手続きとしては使わない。
この違いを覚えておいていただけると、配達する側も助かります。
なお、住所を正しく入力しても、地図上の位置が必ず正しく表示されるとは限りません。新築などで見つけにくい事情がある場合は、現地を特定できる補足も役立ちます。
新居で荷物を受け取るために、注文前のひと確認を
引っ越しの時期は、やることが多く、通販の住所まで気が回らないこともあると思います。
だからこそ、注文を確定する前に、一度だけお届け先を見てください。
新住所になっているか。建物名や部屋番号まで入っているか。その日に、そこで受け取れるか。
もし旧住所で注文してしまったら、配達指示への追記だけで済ませず、注文の変更・キャンセルや、発送後の対応をAmazonへ確認してください。
配達員にはわからない転居の情報を、正しい届け先として注文に反映していただくこと。それが、新居でスムーズに荷物を受け取るための大切な準備になります。
参考・公式問い合わせ先
※筆者のAmazon配送現場での経験と、2026年10月26日に確認した公式情報をもとにしています。注文の変更・キャンセルの可否や返送・返金の扱いは、商品、発送元、配送状況によって異なります。対象の注文について、画面の案内やカスタマーサービスで確認してください。
